Power PlatformでDX推進を目指すプロぺリアDX支援のメインビジュアル プロぺリアDX支援

即使える!Power Platform技術紹介

「なるべく短時間で」「効果の高い本質的な知識を」「煩わしい広告なしに」獲得!

Power Automateでエラー通知をする方法

本記事でわかること

エラー通知を設定する重要性

Power Automateのフローは、実行時にエラーが起きても誰も気づかないまま止まってしまうことがあります。
通知を仕組み化しておくことで、「どこで止まったか」「何が原因だったか」を素早く把握できます。

Point! エラー通知は「信頼できる自動化」を作るための第一歩。
フローの完成度を上げるうえで必須の仕組みです。

特定のアクションが失敗したときに通知する

特定のアクションが失敗した場合にのみ通知を送りたい場合は、 その直後に通知アクションを設定し実行条件を構成します。

設定手順

  • 通知アクションを設定
    ※「メールの送信」「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」など
  • 通知内容を設定
  • その通知アクションの「設定」から「この後に実行する」「成功しました」以外をチェック

▼ 通知アクションの「実行条件の構成」設定例

エラーハンドリング(単数)の画像1

エラーハンドリング(単数)の画像2
⚠️ 注意
通知メッセージは適当にせず、次のような情報を入れておくと便利です。
  • 失敗したフロー名やアクション名
  • 実行時刻 ※現在時刻を取得する式:addHours(utcNow(),9,'yyyy/MM/dd HH:mm:ss')
Tip! 通知はメールでもTeamsでもOK。
テスト時は一時的に自分宛てに送るのがおすすめです。

複数アクションのうちどれかが失敗したら通知する(スコープ活用)

複数アクションの中でどこか1つでも失敗したら通知を送りたい場合、 スコープを使うとまとめて管理できます。

設定手順

  • 失敗を検知したいすべてのアクションを「スコープ」の中に入れる
    ※アクションの検索で「スコープ」と入力すると出てきます
  • 通知アクションを設定
    ※「メールの送信」「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」など
  • 通知内容を設定
  • その通知アクションの「設定」から「この後に実行する」「成功しました」以外をチェック

▼ 通知アクションの「実行条件の構成」設定例

エラーハンドリング(複数)の画像1

エラーハンドリング(複数)の画像2
⚠️ 注意
「スコープ」に含められないアクション(例:変数を初期化する)などがあります。 これらはスコープ外に置いておきましょう。

Point! スコープを使うと、通知設定を一箇所で管理できます。 個別設定よりも運用がラクで、フローが整理されます。

並列分岐させてエラー時とそうでない時でアクションを分ける方法

エラー時とそうでない時でアクションを分けたい場合、 並列分岐を後続アクションを分けることができます。

設定手順

  • 分岐させたい場所(通知アクションを入れたい場所)の「+」を右クリック
  • 「並列分岐を追加する」をクリック
  • あとは通知アクションを入れて、失敗側の分岐だけ実行条件の構成(前述)を行う

▼ 並列分岐設定例

並列分岐の画像1

並列分岐の画像2
Point! 並列分岐を使うことで、エラーが起きた時/起きなかった時を分岐させることができます。

失敗後は「終了」アクションでステータスを明示する

通知を送るだけでは、Power Automateの実行履歴上で「成功」と表示されてしまうことがあります。(通知アクションは成功するため)
これを避けるには、最後に「終了」アクションを追加し、 Statusを「Failed」(失敗)に設定しましょう。

▼ 「終了」アクション設定例(ステータス: 失敗)

並列分岐の画像1
Point! 通知+終了(失敗)のセット設計にすると、 実行履歴から本当に失敗したフローをすぐに特定できます。

プロ開発におけるエラーハンドリング(Try-Catch-Finally)

プロ開発においては、Power Platformに限らず、「Try-Catch-Finally」という構造を使うことがあります。
スコープを3つ使って、メイン処理をTryスコープエラー発生時の処理をCatchスコープ最後に必ず実行する処理をFinallyスコープにまとめることで実現できます。
これができると、上級者の一歩!
システム管理者としてエラーの検知・通知をしやすくなるだけでなく、処理の構造もわかりやすくなります。

▼ Try-Catch-Finallyの構造

Try-Catch-Finallyの構造の画像

設定手順

  • スコープを3つ用意し、それぞれの名前を「Try」「Catch」「Finally」に変更
  • Tryスコープに、メインの処理をすべて(検知したい処理だけでも可)入れる
  • Catchスコープに、エラー時の処理を入れる
  • Catchスコープの設定から、「この後に実行する」でTryが「成功しました」以外にチェックを入れる
  • Finallyスコープに、最後に必ず実行したい処理を入れる
  • Finallyスコープの設定から、「この後に実行する」ですべてのチェックボックスにチェックを入れる

▼ Try-Catch-Finallyの設定イメージ

Try-Catch-Finallyの設定方法の画像
Point! Try-Catch-Finallyの構造を活用して、エラーに対して堅牢なフローを完成させましょう!

まとめ

Power Automateのエラー通知は、単なるおまけ機能ではなく、 フローの信頼性を高めるための標準設計要素です。

  • 特定アクションの失敗通知 → 実行条件の構成を活用
  • 全体の失敗検知 → 対象をスコープでまとめてから実行条件の構成
  • 成功と失敗で分けたい → 並列分岐を追加
  • 履歴で見やすく → 「終了」アクションを追加してStatusを「Failed」に設定
  • 慣れてきたら → Try-Catch-Finally構造できっちりエラーハンドリング
⚠️ 注意
もしも「通知アクション自体が失敗」した場合は、通知されませんのでご注意ください。
検知も漏れてしまうので、通知の実装はなるべくシンプルな実装にしましょう!

あなたの仕事にも、変化を。

無料相談から、DXの第一歩を踏み出しませんか?

お問い合わせ ブログ一覧